紅葉狩りクルーズ

千葉県のモミジの色づきは日本で一番遅いらしい。それはこの地が温暖で低い山ばかりだから。千葉の紅葉狩りといえば「養老渓谷」が知られているが、はっきりいってそれほどのものでない。
今日はぽかぽか陽気。この秋最後の見ごろではないかと思い、趣向を変えて「亀山湖紅葉狩りクルーズ」にトライ。亀山湖といえば、バス釣りのメッカ。湖のあちらこちらに釣り客のためのレンタルボート店が点在する。紅葉シーズンには各ボート店が大型ボートを出してクルージング商売をやるのだ。
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クルージングは猪の川コースと笹川コースの2コースがあり、それぞれ三つのボート屋さんから船が出る。事前に電話して調べてみると午前中は猪の川コースの方が日当たりがよろしいとのことで、「F.コテージつばきもと」に予約。


出発は11時。12~3人乗船しましたか、全員オレンジの救命具をつけて小さなボートは湖面を静かに滑り出しました。
君津市民の飲料水や灌漑用水を目的に造られた亀山湖、船頭さんの話では深いところでは水深30mもあるらしい。地形もたいへん複雑に入り組んでいる。それだけ釣りポイントが多いということでしょう。船は狭い渓谷を曲がりくねっていくと紅葉の見事なビューポイントに出くわします。
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イロハモミジの赤が湖面に揺れているのもなかなかの風情。湖上ならではの秋景色です。クルージング時間は約40分、料金千円。来年は笹川コースをトライしてみるか。
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# by maplequest | 2011-11-30 17:46 | 自然  

ウッドデッキの屋根②

デッキ屋根のサイズは3.2m×2.2mですから幅1.1m×長さ3.2mのポリカーボネート平板を2枚載せることにしました。平板取り付け手順は、まず屋根中心のジョイント部分と3辺に「パネル受け」金物をビス固定します。
ウッドデッキの屋根②_d0153570_199177.jpg次にポリカーボネート平板を一枚づつ二人がかりで屋根に持ち上げます。厚さ3ミリの板ですがかなりの重量、しかも大きくしなるので屋根に上げるのが一苦労。定位置に平板を載せたら今度は「パネル押さえ」金物を固定、これでポリカーボネート屋根が完成です。


ウッドデッキの屋根②_d0153570_1910354.jpg屋根工事が終えた夜、タイミングよくというか激しい風雨に見舞われました。デッキ屋根のテストにはふさわしい嵐でしたが、一抹の不安も・・・。














一夜明けてさっそく屋根の状況を点検。雨漏りの痕跡はありません。

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横殴りの雨から猫ちゃんたちを守るために作ったフェンスも大正解で、床も椅子も濡れていません。あの嵐の中でトラとシロは安心して一夜を過ごしたらしい。
猫ちゃんたちのためのデッキ屋根工事は、とりあえず成功というところでしょうか。
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設計・施工 メイプルガーデン

# by maplequest | 2011-11-20 19:21 | ウッドデッキ  

ウッドデッキの屋根①

ウッドデッキの屋根①_d0153570_18252357.jpg既存の樹脂製ウッドデッキの上にポリカボネート製の屋根を取付けたいとの依頼メールがきた。お客様は千葉市・土気にお住まいのMさん。現場を見せていただくとデッキは駐車場の上に作られていた。

道路から約2.5m高のデッキに立つとじつに眺めがよろしい。猫ちゃんが椅子の上で気持ちよさそうに座っている。「とら」♂である。もう一匹の「しろ」♀は散歩中。デッキスペースはこの夫婦猫の生活場所なのです。猫用のビニールハウスがあるのですが強い雨が降ると濡れてしまうらしい。それがかわいそうということで、猫ちゃんのための雨避け屋根を作ることになったのです。

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問題は樹脂製の空中デッキの上に、いかにしっかりと屋根柱を固定するかです。そこで、柱の根元をアルミ製L金物でサンドウィッチ。2×6材で屋根組みしていくと柱はがっちり決まりました。
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設計・施工 メイプルガーデン

# by maplequest | 2011-11-16 18:34 | ウッドデッキ  

山野草・寄せ植え

いろんな経緯があって山野草の寄せ植え講習会に行く羽目になった。もちろんこんな趣味など持ち合わせていない。参加者は私を含めて二名。ということで先生はじつに丁寧に御指導してくれました。山野草・寄せ植え_d0153570_1184876.jpg
植えつける山野草は3種類。
メインの植物はダイモンジソウ。名前のごとく小さな花びらが大文字に開いている。脇役の植物はミニ菖蒲のようなセキショウとカタヒバというシダ植物。先生が始めにお手本を示してくれる。石鉢(薩摩軽石)の中に山野草の配置を決めると、植え付け用の赤玉土と鹿沼土を入れ、隙間の無いように箸でつついていく。山野草・寄せ植え_d0153570_1193830.jpg

次に水をたっぷりかけて土の塵を洗い流す。最後に不要な葉を取り除いて終了。
「なんだ、簡単じゃねーか」と、この工程を真似ていざトライ。が、これがけっこう難しい。何度も先生の手助けを請うことに。



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家に持ち帰り適当な大皿を探す。この上に山野草処女作を置き、水を張る。
うーん、なかなかいいもんだな~。デッキの上で見とれていると裏に住む九州出身の86歳のおじいちゃんがやってきて、「山野草に興味を持ったとですか。まっこと歳をとったということですなあ」。そして哀れむような目をして、「次に水石のような動かんモノにはまりおったら、人間もう寿命が短いとですよ」。

ちなみに「水石」とは盆の上に水や砂を敷いて自然石を置き、山や海上の島を連想する趣味です。じつは小生、子供の頃にすでに「水石」の真似事をしていた。親父と山中の沢に入り、石探しに夢中になっていた年寄りくさい少年でありました。

おじいちゃんの言葉を聞いて、寿命が縮まってもいいからもう一度「水石」にはまってみたくなった。ただ、千葉県には「水石」用の石などどこにも転がってないんだなあ。

# by maplequest | 2011-11-09 11:07 | 花・緑  

原発と無用農薬茶

静岡県の大井川中流に位置する川根町は全国でも有名な茶所です。茶畑をバックに大井川鉄道のSLが黒煙を吐いて走る光景をテレビの旅番組で見た人は少なくないと思う。ここは私の母の在所であり、従兄弟が専業農家として茶づくりに励んでいる地でもある。

約半世紀、茶づくり一筋でやってきた彼にとって今年は最悪の年となった。例の福島原発の放射能である。原発から360kmも離れているのに一部茶葉から放射性セシウムが、わずかながら検出されたのだ。もちろん国の暫定規制値超えには程遠いごくごく微量なものらしい。仮にこの茶を年間1トン飲んだら健康に問題がある云々・・みたいなことを国が発表してしまったからたいへん。例の「風評」というヤツが広がり、茶業界はたいへんな痛手を被ったのだ。だいたい人間一人が一年間で1トンものお茶を飲めるわけが無いではないか。農産物、畜産物も含め今回の「風評」というものに多くの生産者が泣かされた。いったん「風評」が飛び交うとそこに尾びれや背びれが付いてまた新たな「風評」が生まれる。こうなってくると人間は冷静に理性を持って対処できないようである。

得意先の問屋から大量にお茶の返品があったりで、ことしは収入がほとんど望めないと従兄弟はこぼしていた。ただし、東電への賠償請求手続きの作業で毎日が忙しいらしい。茶業組合の役員という立場上、膨大な提出書類を作成したり、被害を実証すべく細かな数値・数量を一つ一つ調べ上げるのも一苦労とか。
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そんな忙しい合間を縫って、彼からお茶を1キロほど送ってもらった。農薬を一切使用しない「有機緑茶」である。毎日5~6杯は飲むかしら。誠に誠にささやかですが、彼への応援はこの程度しかできない。

# by maplequest | 2011-10-28 16:19 | 雑談